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⚠石垣島の海の危険生物⚠

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石垣島といえば海、海といえば危険生物(たどり着くまで短い(笑))
うちの息子(5歳)は危険生物が好きで、危険生物図鑑や病院に貼ってある危険生物のポスターをよく見ては「これはゴンズイ!オニダルマオコゼ!ヒョウモンダコ!」と教えてくれます
そんな息子が描いてくれた絵とともに、今回は石垣の危険生物について紹介させていただきます(親バカですが、内容は真面目です)

目次

ハブクラゲ

箱型の傘が特徴です

石垣で遭遇する海の危険生物の代表的なものはハブクラゲです
沖縄県において、令和3年ハブクラゲ等海洋危険生物による刺咬症被害107件の内、25件(約23%)がハブクラゲによるものだそうです(令和4年ハブクラゲ発生注意報発令要領より)

ハブクラゲはかさが半透明のため水中で見えづらく、その特徴も事故が起きやすい要因だと思います
ハブクラゲの触手には、刺胞と呼ばれる毒針が入ったカプセルがたくさんあり、刺激を受けると毒針が飛び出すしくみになっています
刺されると激痛を生じ、みみずばれのような跡になるのが特徴です

ハブクラゲに刺された場合の対処法としては、まずは海から上がる!!(これは絶対です!)
刺された部分には絶対にこすらない!!(未発射の刺胞が刺激を受けて発射して傷が広がることを防ぐため)
食酢をたっぷりかけて、触手を流す(お酢には刺胞の発射を止める働きがあるそうです。真水、アルコールをかけたり、砂をかけてこすると未発射の刺胞が刺激されるので絶対ダメです!)
→食酢をかけても触手が取れない場合には指先で優しく取り除く(ピンセットやポり袋などを手にはめて取り除くとより安心)
→病院へ!

食酢は刺胞の発射を止める効果がありますが、毒を中和したり、痛みを和らげるわけではありません
しかし、刺胞の発射を止めることで体内に入る毒をなるべく少なくすることで重症化を避けることはできると思います
また、種類によっては逆効果になることもあるようなので、何に刺されたかわからない場合には使わない方がよさそうです

カツオノエボシ

長い触手のカツオノエボシ

石垣には電気クラゲの異名を持つカツオノエボシもいます(クラゲではないらしいです)
刺されると電気が走ったようにビリビリ感じるというカツオノエボシ⚡
触手は長いと10mくらいあるらしいです(傘どこ!?状態になりそうですよね…)そんな長い触手に毒を出す刺胞が無数にあるなんて恐ろしすぎます
また、死んでいても刺されるので、浜に打ち上げられたカツオノエボシに触る行為は本当に危険です!
カツオノエボシに刺された場合の対処法としては、まずは海から上がる!!(これは絶対です)
海水で触手を流す(お酢・真水・アルコール・砂をかけるなどは未発射の刺胞が刺激されるのでダメ!)
→触手を取り除く必要がある場合は素手ではなく、ピンセットを用いるかポり袋などを手にはめて再び刺されることを防ぎながら取る
→病院へ!

ちょっと不安にさせてしまいましたが、対処法を知っておく!これが一番重要です!

①クラゲ防止ネットが設置されている場所で泳ぐ(ネットに触手が絡みついている場合もあるそうなので、ネットに近付きすぎない方がより安心ですね)
②肌の露出を避けるため、ウェットスーツ、ラッシュガード、長そでTシャツやスパッツを着用する(刺されても毒針が皮膚まで届かないようにするため)
③打ち上げられたカツオノエボシには触らない

以上3点を知っておくだけで、クラゲなどに刺される事故にあう確率はかなり減ると思います

ちなみに、クラゲ除けクリームというものもあるそうです
たっぷり塗る、時間をおいてから入水するなど使用方法を守って正しく使うことで、一定の効果は感じられるそうです(使用したことがないので口コミを参照させていただきました)

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オニダルマオコゼ

可愛すぎるオニダルマオコゼ

沖縄県の平成30年における重症度別ハブクラゲ等海洋危険生物被害状況調査において、魚類での被害件数上位に位置しているオニダルマオコゼ
平成30年の調査結果では、軽症5件、中等症3件、重症0件と記載がありました

オニダルマオコゼは割と浅い場所に生息しています
岩や石に擬態していて、じっとしているため気付かずに踏んでしまい事故につながるケースが多いようです
背びれの部分に棘がありますが、やっかいなことにこの棘が強力で素材によっては靴を貫通して刺さってしまうこともあるそうです

刺されないために、シュノーケリングなどの際には周囲に注意しましょう
岩や石に擬態していて気付きにくいということもあるので、十分に注意することはもちろん、万が一を想定して、一人では行動しないことが重要かなと思います

ミノカサゴ

トゲトゲのミノカサゴ

ミノカサゴは動きはゆっくりで、近付いてもあまり逃げないようです

ひらひらしたヒレは海藻に隠れたり、敵を威嚇するために使われますが、どのヒレに棘があるか、棘の数などはカサゴの種類によっても違うそうです

カサゴの棘は身を守るためのものなので、まずは不用意に近付かないことが重要です
そしてやっぱり一人で行動しない、ということが重要ですね

ガンガゼ

長いトゲトゲのガンガゼ

平成30年における重症度別ハブクラゲ等海洋危険生物被害状況の報告によると、ガンガゼによる被害報告は7件、いずれも軽症だったようです

しかし軽症だからといって、油断はできません
このガンガゼ、棘が30㎝くらいあるものもいるようで、その棘が折れやすく、抜けにくいという特徴を持っていて、体の中に折れた棘が残るケースもあるそうです

棘はゴム手袋も貫通するので、ガンガゼに触らないことはもちろん、不用意にサンゴや岩の下に手を入れたりしないことが大事ですね
リーフを歩くときも十分に注意しましょう!

まとめ

今回は息子の絵とともに、石垣島の海の危険生物について書いてみました
特に被害が多い、ハブクラゲ・カツオノエボシについては細かい対処法も記載してみました
しつこいようですが、まずは一人で行動しない!
それから対処法を知っておく!
当たり前のことですが、とても大事なことですね

綺麗な海を存分に楽しむために、しっかり準備して、たくさんたくさん大好きな思い出を作ってください

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